航空管制官、再受で医学生なう。

航空管制の話題を中心に。航空と医療をつなぐ。

モンゴル旅行記⑩ ガンダン寺の「洗礼」

 大学の交換留学で昨年の8月、モンゴルへ渡航したときの話題を備忘録的に連載。前回はこちら。

atc-medic.hatenablog.com

 交換留学プログラムが始まりました。交換留学とはいえ、8月の現地大学も夏休み。現地の授業の見学はできないため(そもそもキャンパス内の学生向け施設は閉鎖中)、文化交流がメインとなりました。

 モンゴルの宗教は、
ラマ教
シャーマニズム信仰
の2つに分かれます。昔の日本と同じく、シャーマニズムから国家形成のための宗教布教活動、という構図のようです。
 詳しい解説は他の方のブログにお任せして、とりあえずウランバートル市内のラマ教総本山・ガンダン寺の写真をどうぞ。

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 まずは、白いストゥーパの周りに並んでいる、銀色の缶みたいな物にご注目。マニ車といいます。これを時計回りに回すことで、お経を一巻読んだことになる、ありがたい物です。物によっては、ものすごく回すのが重い(多分、軸が歪んでいた)ものがあったので、要注意です。見かけたらとにかくガンガン回していた私は、ある意味強欲なのでしょうか。否定はしない。
 写真中央の緑青の浮いた屋根が本堂。モンゴルの皆さまにとって、大変ありがたい存在です。写真は勿論、帽子、サングラスもNG。しかし、現地学生が日本に来て寺院を訪問する際、一人がサングラスを外していなかったので、ちょっともやっとしました。一応注意をしたのですが、「これは色付きの眼鏡!あのおばさん(近くにいた極東系観光客)だってサングラスをかけてるのに誰も注意してないよ。」と言い返されました。君は青い色付き眼鏡をフォーマルな場で選ぶ感性なのか?
 右の赤い柱に人が集まっています。謂れは不明ですが、木の小さいうろ(洞)に指をあてながら一周すると、健康に関する願いが叶うとか。中高年の観光客(韓国系がメイン)が必死でした。健康が気になるお年頃は共通なのね。

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 入口から見て本堂の右手にある、僧侶がずっとお経をあげているお堂。写真はNGなので外から撮りました。私は屋根の造りが気になるタイプなので、是非注目してください。マニ車の周りにかけられた青い布は、願掛けです。他の色の違いは教えてもらえませんでした。教えてもらえないのが、語学運用能力上の問題か、教養の問題かは不明。

 このお堂の中では子供のような年齢の僧侶も含めて、10人ほどの様々な位の僧侶が一心にお経を読んでいました。僧侶の近くで、涙を流しながら手を合わせている高齢女性がいました。救いを求める涙なのか、宗教的感動から生じた涙なのか区別は出来ません。普段の私の生活で「宗教」を意識する場面が無いので、この女性の想いを想像することしかできません。信徒ではない我々がこの場に立ち入っていいのか、疑問を感じました。

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 子供が元気なのはいいことだ。この丸い石もマニ車の一種?

 

 ガンダン寺の周りには鳩がたくさんいます。門の外に出ると子供を連れた身なりの悪い親子がいて、「鳩の餌を買え」と迫ってきます。無視すると、体の前に抱えた荷物の外ポケットに無理やり餌の入った袋を突っ込んできました。本気で現地通貨を持っていないので困りました。袋を突き返そうと出した手に更に餌袋を乗せてくるので、本当に面倒。観念した現地の学生が買い取ると、営業終了。どうやら外国人観光客を狙って営業をかけている模様でした。私はこの手の海外旅行は初めてなので、気分がどっと疲れてしまいました。

 

(続く)