航空管制官、再受で医学生なう。

航空管制の話題を中心に。航空と医療をつなぐ。

モンゴル旅行記④ 隣の席の優しいご夫婦

 大学の交換留学で昨年の8月、モンゴルへ渡航したときの話題を備忘録的に連載。
前回はこちら。

atc-medic.hatenablog.com

 

 キャビンクルーに英語が通じず、途方に暮れていたところ、隣の席の若いご夫婦が
「こういうときは中国の会社は何を言っても駄目ですよ」
と忠告してくれました。あれ、何か片言っぽい。
「私達も帰省するのに新幹線の予約をしていましたけど、キャンセルします。本当に何時間かかるか分かりません」
あ、中国出身の方だったんですね。以降、機内アナウンスも中国語オンリーだったので、こちらのご夫婦が通訳してくださいました。優しい!こちらの乗り換えの事情をお話ししたら、
「咸陽(シェンヤン)から北京までは1時間くらいで着きますから、動くのを期待して待ちましょう」
この状況で赤の他人を励ましてくれるなんて、めっちゃ良い人たちだ!!

f:id:atc_medic:20180516132409j:plain

 そんな感じで咸陽空港着陸。初めまして、ユーラシア大陸

 着陸して数十分。ケータリング車がこんなの運んできました。

f:id:atc_medic:20180516133337j:plain
レモン味の3枚重ねビスケット。

f:id:atc_medic:20180516133302j:plain
Light, Mousse, Deliciousっていうのは読めた。空腹に負けて食べてみましたが、口の中の水分が奪われるぅぅぅ。ご夫婦の奥さまが「私は食べない」と宣言していた理由は、これか?

 

 機内の空気のピリピリ感は高まり続きました。私は機内にいた同行者たちと「間に合わなかった場合の対処」について相談しました。
「翌朝のウランバートル便が空いていたらそれに乗れるんじゃない?」
「我々が乗れなかったことをモンゴルの担当の先生に連絡しないと」
「誰か連絡先知ってる?」
(全員知らない)
「……うちの大学の学事課に連絡してみる?」
「今日、日曜じゃん。担当の職員さん、いないよ」
……交換留学のくせに、緊急連絡先をリーダーすら知らないという問題に気付いた我々。
「何とか間に合うといいですね」
こういうとき、一人でも楽観的な人がいると助かります。


 着陸から1時間ほど経過して、機体は北京空港へ再度離陸しました。北京からウランバートル行の便が出発するまで、あと2時間を切っていました。

 

(続く)