航空管制官、再受で医学生なう。

航空管制の話題を中心に。航空と医療をつなぐ。

モンゴル旅行記⑤ 北京空港全力疾走、そしてロスバゲ。

 大学の交換留学で昨年の8月、モンゴルへ渡航したときの話題を備忘録的に連載。
前回はこちら。

 

 いよいよ北京空港に到着。降機開始時、ウランバートル便の出発予定時刻からあと45分。交換留学メンバーの中に、北京空港で乗り換えをしたことがある人がいて、
「降りたら、とにかく走ります。僕についてきてください」
と宣言してくれたので、降りたら全員でダッシュしました。
(お土産物屋さんが気になる)
(お腹空いた。いい匂いがする)
そんな邪念を持つ余裕もなく、久しぶりに全力疾走しました。
①Transitのスタンプを押してもらう
②保安ゲートをくぐる
③搭乗口に着く
残り10分を切ったところで③に到達しました。足を攣らなくて良かったぁ……。

 

 機内はヨーロッパ系の人が最も多く、その次にモンゴルっぽい人がちらほら。日本人は我々の他にほんの数人いる程度でした。そのせいか、英語が堪能なクルーの方が多く、いろいろ安心でした。

 北京からの出発も、出発機混雑で定刻より1時間遅れました。北京からウランバートルまでは約2時間半のフライト。

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 こんな雲が出ていたので、かなり揺れました。私は前述の通り「高所恐怖症」なので、揺れが怖くて座席にしがみついておりましたところ、近くの座席に座っていらっしゃったイタリア人と思われるご婦人が
「大丈夫よ、怖くないわよ。飛行機はよく揺れるの。私は慣れている程度の揺れだから安心して」
と励ましてくれました。多分、私のこと子供だと思ったんだろうね……

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 北京から北に向かうと、地面の色が赤くなってきました。

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 半日ぶりの食事!!!!
 普段ならハムとかチーズとかは「添加物多いから食べない」と拒否する主義ですが、このときばかりはむしゃむしゃ食べました。多分人生の中で「中国のサンドウィッチおいしいれす^q^」と言えるのは今回だけだと思う。先ほどのイタリア人のご婦人は
「量が多いと思わない?」
と確認してきましたが(多分「あんまり美味しくない」の意と推察)、
「東京からの便がめっちゃ遅れて昼食抜きだったんで、サンドウィッチもらえて嬉しいっす」
とコミュニケーションにならない返事をしてしまいました。ご婦人はサンドウィッチを1つだけ食べて捨てていました。「食べないなら、それください」と言えばよかった。

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 アプローチ開始。高地だからあんまり降下した感じがしませんでした。

 だんだん眼下にゲルや家畜の影が見えてきました。

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 憧れの地、モンゴルに着いたどー!
 ゲルを模した入国スタンプを押してもらい、交換留学メンバーとワクワク荷物を受け取りに行きました。
「モンゴルの学生がゲートの外で待ってくれてるんだよね?」
「2時間近くも遅れたからきっと心配してるよね」
「あれ、荷物出てこないね」
「間違えて持って行かれたのかな」
「そしたらまじ最悪だな。アハハ」
……待てども、全員の荷物が、無い。
近くの職員さんに聞くも、
英語が通じない。
これがモンゴル唯一の国際空港か……。そんな我々の近くをフライトバッグを抱えた見慣れた職種の人が通りかかったので、荒業を発揮。
「私たち、ロストバゲッジに遭ったみたいなのですが、英語が通じなくて困ってます。モンゴル語分かりますか?」
何人かやり取りした後、空港の職員で英語を話せる人が出てきました。
「荷物は全部出し終わりました」
……ダイバートの次にロスバゲか!

(続く)