航空管制官、再受で医学生なう。

航空管制の話題を中心に。航空と医療をつなぐ。

医学部入試を知らない人に、言いたいことがある。

 先月下旬から、グループ課題とその発表会、テストが続き、ようやく一息ついております。次の火曜までテストがありますが、今日だけは午前の試験を終えて、リラックス。食料を買い込み、ジムで体を動かしてきました。お久しぶりです、Uniform Sierraです。

 

 文科省の局長の受託収賄のスキャンダルには、元国家公務員として憤りを覚えます。不肖USは二種相当の技官でしたので、キャリア様と同じ立場で物を語ろうなどという不遜な気持ちは全くありませんが、「キャリア組は『国を動かしている気概』がある」と言われます。しかしながら、針の穴から天を覗くような私の見方で考察すると、
①キャリア組の皆さまが扱っているのは、あなたのお金ではない。
②加えて、私企業ではないので、あなたが売り上げて出した利益から運用されるお金でもない。
③あなたが丁重に扱われるのは、省庁の名前があるからである(これはノンキャリも同様)。
以上のシンプルなことを理解していない方が多いように感じられます。若手から意識高い系(ryだから、勘違いするのも仕方ないだろうなぁと思いながら人を観察していた公務員時代でした。

 

西川史子「医学部に裏口ある…心外」“恩師”の関与には「すごく残念」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 そしてこのニュース。当該職員は我が子を某医科大に裏口入学させたことで、医学部界隈でもバッシングが起こっております。

私立大に裏口入学がある≒アホでも入学できる

と思われることが心外です。私(たち)がどれだけ努力したと思っているんだ?

 

 正直に告白しますと、私も仕事を辞めて予備校に入るまで、私立医大はお金で何とかなるんだろうなぁと思っていました。
 実情は全く異なります。
 お金で何とか出来る部分が医学部受験に存在するとすれば、受験の機会が多く持てること、その一点です。


 
私の通っていた大手予備校医系コースでは、一次試験の入試日程が重ならない限り、私立大は受験しまくり、一次試験を通してから二次試験を受けに行く大学を検討する、という方針を勧められていました。ボンビーなUSは、
・手堅く地方国公立
奨学金制度の充実した私大2校(受かれば儲け物校&新設だから受かるだろ校)
計3校受験するので精一杯であり、予備校の担任の先生との志望校面談では、
「冬期講習のお金で貯蓄が底を尽きるので、3校しか受験しません。私の面談時間は、遠方から新幹線に乗って来た、他の学生の親御さんに充ててください。」
と宣言して終了。担任の先生は私と年齢が近いこともあって、私の事情に理解を示してくださっており、その時点では地方国公立も若干不安な成績でしたが、
「新課程で、全く初めて勉強する分野ばかりだったから今までは停滞していたと思います。だけど確実に点数は伸びてます。何よりも自分で『学びたい』と思って選んだ科目だから、最後までUSさんが手を抜かないと、講師の先生方も信じてます。私たちは最後までサポートするから、悔いのないように戦いましょう。」
と励ましてくださいました。幸運なことに、私は予備校の相性が良く、最後まで先生達のサポートを受けて(≒ほとんど愚痴を聞いてもらって)受験を乗り切りました。

 

 また、ちょっと受験事情の分かる方は、予備校の偏差値ランキングを見て、
「K大やW大の文系学部の偏差値の方が私立医学部より高いじゃないか!」
とおっしゃいます。いやいやいや、受験科目と科目数が違うから一概に比較できない。しかもランキングのデータ元がマーク試験だったりすると、記述と違う結果になります。

 

 そして一般の方の実感としてもご理解いただけるのは、出題内容によって合否の出方が全く異なるという点です。某旧帝大に受かった子が、偏差値最下層の私立医大に落ちた、ということがザラにあります。

 

 西川史子先生は、
「もし裏口で入学しても、国試に受からない」
と仰っていましたが、今時は、
「卒試に受からない」
状態です。

 巷では、「医師国家試験の合格率は9割」と言われています。当ったり前じゃん。卒試で国試が危うい学生を間引いているんだもの。ギャンブルはさせない。それが今時の医学部です。

 

 不肖US、間引かれないように必死です。私が悪目立ちしないように、同級生がもっと手を抜いてくれたらいいのに。

 

 それでは、Good day.