航空管制官、再受で医学生なう。

航空管制の話題を中心に。航空と医療をつなぐ。

大学入試差別問題は「村」意識

 夏休みのため、しばらくブログをお休みしておりました。Uniform Sierraです。
 人生のエクストラモード、夏休みは家族や友人と一緒に過ごしました。休みの過ごし方の質は管制官時代と変わりません。しかし圧倒的に、家族と過ごせる時間と、友人が増えました。元々友人は少数精鋭派な私ですが、1年の予備校生活、そして進学した大学で、心を通わせる友人を得られたことは、本当に幸せなことだと思っています。

 

 私が試験や夏休みやらでブログを休んでいる間に、社会はブログネタが転がりすぎていました。絶対書きたいこと。それは、某私立医大の入試における、女子および多浪差別問題。語りたいけど、藪蛇になりそうな予感しかしないので、HOTなうちにブログに書かなくて良かったかもしれませんが……。

 

 再受験した立場としては「見えざる手(再受験等に対する差別)が働いて当然だろうな」と思いながら受験勉強していました。理由は、
①少しでも長く働く要員が求められる(産休などのブランクは嫌われる)
②現役生の方が知力・体力ともに優秀と見なされる(最短期間で勉強を攻略する「
要領の良さ」が重宝される)
③元社会人は医者ではない業界の論理に染まっている(異質なモノの排除)
といったことが、社会人経験から容易に想像できるからです。

 加えて、私が現役生の頃から「医学部受験で女子・多浪は差別される」という噂を聞いていたため、再受験は相当の覚悟で臨みました。そもそも1回落ちているため、現役以上のスコアが求められることは明らか。

 したがって今回の騒動について、「何を今さら……」感があります。騒動の発端は国家公務員の不正行為ですので、これについては不正が事実であれば、公僕としてあるまじき行動です。そして入試における差別。「多様性を歓迎します」と謳いますが、日本は「多数派が考える普通のコース」から外れた人を受け入れるほど社会が成熟していないと感じます。かくいう私も「外れた人」なので、それなりに嫌な思いをする場面があります。嫌な思いをさせられているのはこちらなのに、時々、
「受け入れられる努力をしなさい」
とアドバイスのつもりで仰る方もいます。この発言は均質性を目指すものであり、言葉の暴力です。しかし、それも社会の一面だと理解するしかないでしょう。

 

 この国の「多様性尊重」という言葉を、私は全く信じていません。かといって「少数派を受け入れろ!」と声高く主張するのも体力のいることなので、「多数派と違うことをわざわざ見つけて非難するのはやめてほしい」と望んでいます。

 管制官時代も相当「村」社会でしたが、困ったちゃんは基本的に私より年上だったので「視野の狭い人なんだなぁ」と思うことで気持ちが整理できました。しかし今はみんな年下で、変な「村」常識で生きていて、「村」の外で人を傷つけていることに無関心。私自身、そんな人たちから傷つけられないように生きるので精一杯(笑)。

 学生だから、と楽して生きているわけではない、と主張したいと思います(笑)。それでは、Good day.