航空管制官、再受で医学生なう。

航空管制の話題を中心に。航空と医療をつなぐ。

モンゴル旅行記⑮ ゲルの一夜

 大学の交換留学で一昨年の8月、モンゴルへ渡航したときの話題を備忘録的に連載。前回はこちら。タグ「モンゴル」からもご覧いただけます。

atc-medic.hatenablog.com

 

 帰り道は夕暮れ。その日はゲルキャンプの食堂で食事をして、ゲルで飲み会スタート。私は荒れた飲み会が苦手なので早めに退散しようとすると、1ゲーム遊んでから、と説得される。罰ゲームはウォッカ1杯。ゲームといっても合コンゲームみたいなもので、「これも文化の楽しみ方だ」と馴染める人もいれば、「そういう遊びに付き合いたくない」という人もいるわけで。私は後者なので早めに退散しました。

 夜中に起こされ、みんなで星を見よう、と。天の川が見事に見えました。人工衛星が夜空を走るのも見えて、なかなか貴重な体験でした。ただ、寒い。夏でも夜は、ユ〇クロのフリース&ライトダウンジャケットが必要なくらい、寒かったです。
「モンゴルの夜空って素敵でしょう」
「キャンプって仲良くなれるよね」
と隣にくっついてきた子に言われても、心が1ミリたりとも動かなかった、そんな寒さでした。ただ、星は見事だった。
 本当の草原に身を置いて夜空を眺めたら、大地と空の境目なんて感じられなくて、自分を支える大地と一体になった気持ちになれるのかも、と思いました。

 寝る前、スタッフがゲルの中のストーブに火を入れに来ました。隣にくっついてきた子(異性)がそのまま我々のゲルに来たので、ちょっとそれは……と思い、お外で対応。ゲルの中は電気が通っているので、ドアを開けてその光の届くところにいたのですが、これがなかなか帰ってくれない。早く寝たいから明日また話そう、と言っても「私は日本語で話したいです(片言)」と、1時間以上粘る。
 その頃にはゲル内の温度が下がり、同室の友人に(全部見えてたくせに)何か疑われる始末。いや、若い子に手を出したりなどしておりません……。
 交換留学という性質上仕方ないのかもしれませんが、相手方はたとえ善意だとしても、こちらが嫌がることを理解して控えてくれない・適度な距離を保ってくれない、というのがこんなにも自分にとってストレスになるとは思いませんでした。

 

 翌朝、ウォッカが残るみんなを置いて散歩へ。

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テレルジの朝日

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岩山の鳥

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げっ歯類の一種らしい

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巣穴ぼこぼこ

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ピンボケ

 朝はコンチネンタルスタイルの朝食。他に宿泊している人は、5割が韓国人シニア層(モンゴルの田舎っぽさが人気らしい)、3割が欧米人、残りがモンゴル人、という感じでした。でろでろに熟れたスイカが何気に一番気に入りました。

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イカジュース。味がうっすい。ロシア製でした。

 今回の交換留学、予定表というものが全く機能していなくて、彼らも説明しないで行き当たりばったりで連れまわす傾向があり、正直4日目には疲れてしまいました……。

 パーティーゲームと呼ぶのでしょうか、けっこうキツイ罰ゲームがあったりするのは日本の飲み会でも苦手で……。同じ大学から行った先輩には「せっかくモンゴルの学生が一緒に楽しめるようにしてくれてるんだから」と注意されるものの、異国でハメを外す、という行為はあまり好ましいとは思えず。普通にお互いのこととか話せればいいのに、共通の趣味や話題が無いせいで、全員一緒に遊ぶゲームがコミュニケーション手段になっていました。
 『交換留学は概してそういうものかもしれない』と思うと、もっと若い頃に自分が学生になれていたらみんなと同じように騒いで楽しめたのだろうか?という疑問がわきました。別に同じように騒ぎたいわけではないけれど、ただ、この浮いている感じは、お互い辛い。

 文化に馴染めない自分が悪いのか、なんだかずっとモヤモヤしていました。